1か月で基本情報技術者試験に合格した勉強方法や試験攻略法を現役SEが紹介します。

みなさん、こんにちはニキです。

この間、基本情報技術者試験を受験し、合格しましたので、勉強方法や試験攻略方法についてご紹介していきます。

ちなみに私は現役ひよっこSEでもあるので、SE視点での基本情報技術者の合格した際にメリットについてもご紹介していきます。

ちなみに私の経歴(参考程度に)

理系の大学、大学院(専攻は情報)修了後、国内メーカにて電気系エンジニアを数年⇒外資に転職し、営業兼SEをしています。

基本的にIT業界とは何かしらの縁が常にありますが、過去も現在も製造よりのエンジニアなため、一般的なザSEとは違うかもしれません。

まずはITパスポート試験から

1か月で基本情報技術者試験に合格した勉強方法や試験攻略方法を現役SEが紹介します。

基本情報技術者とはどんな資格なのか?

IT業界に属している人や、SEやプログラマーを目指したある人は誰でもしっている”エンジニアの登竜門”と言われている試験です。

基本情報試験は列記とした国家試験であり、その対象者は高度なITエンジニアを目指す者となっており、毎年10万人以上の方が受験するIT業界の中では最もポピュラーな試験です。

多くのITベンダー等で、昇格要件や社内評価の一部として扱われており、ITエンジニアなら取り合えず取っておきたい資格です。

高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者

IPA情報処理推進機構より

基本情報技術者の試験内容

基本情報試験は午前と午後の2回

基本情報情報試験は午前と午後に2回試験があり、丸一日掛けで行われる試験です。また、ITパスポートや他のベンダー資格と違い、ペーパーベース(紙)で行われる試験です。

午前も午後もマークシート形式での試験です。午前・午後試験の時間や問題数は以下の通りとなっています。

詳しい試験の内容や攻略方法は後で記載します。

午前試験 9:30-12:00時 (150分)

出題数 80問  回答数 80問

午後試験 13:00-15:30 (150分)

出題数 13問  回答数 7問(選択式)

合格基準は6割だが・・・

合格基準は午前も午後は6割以上の得点で合格です(100点満点中60点が目安です。)。

どちらかが60点に満たないと不合格になります。両方とも60点以上の得点で合格できます。

ちなみに、午前は特定の教育課程が認定されれば、免除となります。しかしながら、試験で午前だけ合格しても次回免除になるようなことはないので注意が必要です。

午後試験の得点は均一ではない。得点率上位3割を目指せ
午前試験は1問1.25点と決まっていますが、午後試験では1問何点という明確な得点は決まっていません。
そのため、問題が簡単すぎると簡単な問題の配点が低くなったり、逆に難しくなると簡単な問題の配点が高くなるようです。
午後試験は60点が合格というよりも、得点率で上位3割程度に入っている方が合格になる試験です。

基本情報技術者の合格率はどのくらいか?

基本情報技術者の合格率は近年では25%ぐらいを推移しています。他の高度IT国家資格に比べると合格率は高いですが、4人に1人しか合格できない試験となっています。

また上記に書いた通り、基本情報試験では6割以上の得点で合格ですが、実際は上位25%程度の得点を取らないと受からない試験です。問題が簡単でも難しくても上位25%程度に入らないと合格できません(相対評価に近い)。

また情報処理試験あるあるですが、当日受けに来ない方が多数います。当日受験する人は申込者の70%程度です。合格率に未受験者は除外されていますので、受けようと思った母数から見るともっと合格率は低いことがわかります。

“基本”という言葉に惑わされてはいけない

”基本”情報技術者なので、「所詮、エンジニアの登竜門でしょ?」と甘く掛かると痛い目に合います。実際は多くの現役エンジニアも普通に落ちる、結構難しい試験です。

試験実施日程と受験費用について

試験は年に2回、以下の日程で行われます。年に2回しかないので、1回落ちると半年はお預けとなります。

また、合格発表は試験日から1か月後となっています。

4月の第3日曜日 合格発表:1か月後

10月の第3日曜日 合格発表:1か月後

受験費用は?!

他のIT国家試験の大半と同様の5700円です。午前・午後の丸一日掛かるテストにしてはリーズナブルな気がします。

余談ですが・・・
これからITエンジニア目指そうとしている方には耳が痛くなる話ですが、国際ベンダー資格等、受験するのに3万以上が普通の試験がごろごろあります。国家資格は日本だけですが、安い割に価値が高いのでお勧めです。
当日は受験票を忘れずに

試験当日は受験票や筆記用具が必須になります。特に受験票は顔写真を用意して貼っておく必要があるので注意が必要です。

基本情報試験の勉強方法や試験攻略方法

合格するための必要勉強時間

基本情報技術者に合格するための勉強時間は人それぞれですが、パソコンに触ったこともないような方の場合は300時間程度必要になってくるようです。

ITパスポートを持っている方や仕事で普段から使っている方も100時間程度を目安に勉強する必要があると思います。

ちなみに私の場合は1か月で100時間程度の勉強で当日の点数は午前:80点台 午後:70点台でした。

このように必要な勉強時間は人によって差が出てきますが、半年(1日2時間程度)勉強時間を見積れば余裕を持って合格できるはずです。

勉強方法や試験攻略方法

午前試験編

基本情報技術者の午前の試験はすべて4択のマークシート式です。

過去問からの類似問題が半数は占めているので、最短合格方法は過去問を解くことです。5年分くらいの問題を解いておけば、十分合格点を狙えるようになります。

過去問は公式WEBサイトや多くの有志サイトにて見ることができます。中には丁寧でわかりやすい解説があるサイトもあるので、是非活用してみてください。

過去問無料解説サイト
予備知識がない場合は参考書を流し読み!参考書はレファレンスとして使う

IT知識ゼロから過去問を解くのはきついので、過去問を解く前に参考書を一通り流し読みをすることをお勧めします。

基本情報技術者試験はすべてマークシートなため、語句を一字一句覚える必要はなく、言葉を見て意味が分かれば問題ありません。参考書で意味を理解しながら流し読みし、過去問と解く際にレファレンスとして持っておくと勉強効率が上がるはずです。

予備校よりも独学

今後、ITエンジニアになると、難解な問題に対して孤独に戦わないといけないことが多々出てきます。

特にエンジニアを目指される方は分からないことを自分でとことん調べ、解決するという癖を付けていった方が良いです。そういった意味で、基本情報技術者試験は独学で勉強していくと良いと思います(費用も浮きますしね!)。

お勧めの参考書

基本情報技術者は参考書が充実しているので、勉強がしやすいです。参考書の中でも特にお勧めなのがキタミ式シリーズです。

おそらくこの参考書で分からなければ、他の方に助けを求めた方がいいです。それぐらい分かりやすく書いてあります。

午後試験編

基本情報試験最大の壁となって立ちはだかるのが午後試験です。そんな午後試験の対策について紹介します。

午後試験は選択問題がある

午後試験は以下のような試験項目があり、問1と問8は必須問題で他は選択問題となっています。何を選択するかによって、当日の結果が大きく左右されます。

問1 情報セキュリティ 必須 12点
問2~問7 ハードウェア 6問中 4問選択 各12点
データベース
ネットワーク
ソフトウェア設計
プロジェクトマネジメント
経営戦略・企業と法務
問8 データ構造及びアルゴリズム 必須 20点
問9~問13 ソフトウェア開発(C) 5問中 1問選択 20点
ソフトウェア開発(COBOL)
ソフトウェア開発(Java)
ソフトウェア開発(アセンブラ)
ソフトウェア開発(表計算)

(2018年度秋季試験例)

時間配分はしっかり行う

午後試験は午前に比べると明らかに問題を解く時間の余裕がありません。適切に時間を計りながら解いていく必要があります。

単純に1問に掛けられる時間は20分程度ですが、”データ構造及びアルゴリズム”と”ソフトウェア開発”は他の問に比べて時間が掛かるので、多く時間を見積もっておきます。

”データ構造及びアルゴリズム”と”ソフトウェア開発”: 30分程度を目安

その他の問:最大でも20分(できるだけ早く終わらせて、上記2問のために時間を作る)

問2-問7の選択問題の選択方法について

多くの方にとって選択問題はどうすれば良いのか悩むところかと思います。実際に基本情報技術者試験ではその試験毎に出てくる問が違うという問題があります。

試験毎によって以下より6問出題されるので、その中から4問を選択する必要があります。

上記4問はだいたい出てくる

ではこんなに広範囲に勉強しなければいけないのか?というとそういう訳でもなく、★がついた範囲は毎回だいたい出てきます。

そのため、★が付いた問題を中心に勉強するのが最も効率の良い勉強方法になります。

ハードウェア★
データベース★
ネットワーク★
ソフトウェア設計★
プロジェクトマネジメント
経営戦略・企業と法務
ソフトウェア
サービスマネジメント
システム戦略
ソフトウェア設計は選択しないほうが良い?!

個人的にソフトウェア設計は問題を解く時間がとても掛かるように感じたため、捨てて、”プロジェクトマネジメント”か”経営戦略・企業と法務”を受けるように勉強しました。

結局、本番では”ハードウェア”、”データベース”、”ネットワーク”、”プロジェクトマネジメント”を選択しました。

このように、頻出範囲は1問までなら捨ててもいいかと思います。初めから頻出のみで勝負する手もありますが、頻出の問がとても難しいことは多々あるので、あまり勉強範囲は絞りすぎない方がよいでしょう。

また、”プロジェクトマネジメント”や”経営戦略・企業と法務” 等の頻出問題でない問は午前が合格できる知識があれば、初見でもある程度解けます。そのため、選択する予定がなくても、1回ぐらいは解いておくことで、当日の選択肢が広がります。

問9-問13の選択問題の選択方法について

未経験は表計算一択

問9-問13ではソフトウェア開発の問題が出題されます。こちらでは、プログラム未経験の方は”表計算”一択です。

他のプログラムで挑戦する場合、勉強時間をさらに100時間プラスで見ておいた方がいいです。

Excelを使ったことがある方なら、表計算は取っつきやすい問で、出てくる関数もだいたい決まっているので、覚えてしまえば比較的簡単に点数が取れます。

別途マクロも出ますが、そこは”データ構造及びアルゴリズム”と表記が同じなので、苦労しないはずです。

経験者は自分が普段使っているプログラム

経験者は普段から使っているプログラムがあれば、そのプログラムを選ぶとよいです。

普段使っている言語が問になくても、オブジェクト指向の言語ならJavaなんかすんなり頭に入ってくるはずです。

プログラム言語を覚えるのは大変ですが、表計算に比べると比較的簡単な問題が多いので、経験者は普段から使っている言語を選択するのをお勧めします。

午後問題の勉強方法や時間は?!

午後の問題が”基本情報技術者試験の大きな壁”と書きましたが、午後問題は覚える問題ではなく、考える問題なため、そこまで勉強しなくても問題は解けます。

過去問を3年分ぐらい解いておいて、傾向さえ掴めれば十分かと思います。

午前問題が合格点ならば、必要な知識は十分あります。後はいかにその知識を使って応用できるかです。

鬼門データ構造及びアルゴリズム

データ構造及びアルゴリズムは問題の中でも一番難しいと言われており、苦手だと感じている方は多いはずです。

必須問題でかつ20点もあるので、苦手意識を持っている方は特に重点的に勉強した方がよいです。

今後ITエンジニアになる上でも、アルゴリズムの考え方はとても重要になってきます。わかるまでとことん勉強してみましょう。

基本情報技術者を取得するメリット

さて、基本情報技術者と取ると何がいいのか?ご紹介していきます。

基本情報技術者を取ることのメリット

ITエンジニアとして一定の評価をされる

基本情報技術者を取得していることで、一定の技術力を証明することができます。

IT業界は実務経験を重要視する傾向はありますが、”基本情報技術者を持っているから、取り合えず覚えてもらいながらやってもらうか”みたいことが結構あります。

この資格は特に未経験者や若手エンジニアで派遣型の会社(SES)なんかしている場合は重宝する資格です。

幅広い知識を身に着けられる

基本情報技術者試験は幅広く勉強する必要があるため、ITの全体像が掴めるようになるはずです。

基本情報技術者を取っても仕事には役に立たないという声をよく聞きますが、私的にはそんなことはないと思います。

幅広い知識の概念を学べば、実務になって知らないことが出てきても、調べて少し掘り下げれば大体通用します。ソフトウェアの使い方等なんていうのは、概念さえ知っていれば難しいことなど何もありません。

社内評価の向上に繋がる

基本情報技術者は社内昇進の必須資格等になっている会社や奨励金が数万円出たりする会社も少なくありません。

進学や就活の役に立つ

入試や就職活動においても、基本情報技術者を所持していることで一定の評価を得ることができます。

まとめ

いかがだったでしょうか?基本情報技術者はITエンジニアを目指す方にとって必要な知識を一度に一気に勉強できる効率のよい資格です。ITエンジニアを目指すならば是非まずは”基本情報技術者”から勉強してみてください。

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