最新技術を使って自転車を盗難から守る方法をご紹介します。
みなさん、こんにちは!
自転車を駅やスーパーに停めて置いたら盗まれてしまった事はありませんか?鍵を付けていても壊されてしまって、盗まれてしまった経験がある人は少なくないと思います。
盗まれてしまうと泣き寝入りするしかない?!
盗難防止には鍵やワイヤーロックなどが有効ですが、それでも盗まれてしまう場合は多くあります。そして、残念ながら自転車が盗まれてしまうと現状犯人を探す事は困難で、泣き寝入りするしかない場合がほとんどです。
盗まれても自分の自転車の位置を特定する!
多くの自転車盗難が起こっている中、現在注目を浴びているのが、自分の自転車を追跡する製品や技術です。自分の自転車が万が一盗まれてしまっても、盗まれた自転車の場所が分かれば、取り返す事が可能になります。
今回はそんな自分の自転車を追跡する機能を持った最新の製品を紹介します。※きちんと警察などに報告した上で行動しましょう。
自転車を追跡するためには?その最新技術を紹介します
自転車を追跡するための装備として、ブルートゥースを用いたものとGPSを用いたものがあります。ブルートゥースを用いたものは電池持ちがよく値段も安いですが、追跡できる範囲は限定されます。一方GPSを用いたものは追跡できる範囲は広範囲に渡り、位置情報が正確である反面、電池消耗が激しく、また値段も高くなります。
今回はブルートゥースの昨日を使っているブラボーアイテムトラッカー(TrackR bravo Item Tracker)とGPSを使っているConnected Cycle等を紹介します。
安価で購入できるブラボーアイテムトラッカー(TrackR bravo Item Tracker)
このブラボーアイテムトラッカーはブルートゥースを用いてトラッカーを付けた物の位置をIPhoneやAndroidなどのスマートホンを使って特定する製品です。
専用アプリを使う事でトラッカーを付けた物の位置を携帯アプリ内の地図に表示させたり、トラッカーについているスピーカーから音を鳴らして場所を探します。
出典:TrackR 公式HP
残念ながら、ブルートゥースの機能だけでは自分の位置から30mほどしか探したい物を見るける事ができません。しかし、このブラボーアイテムトラッカーはクラウドGPSという機能を持っているため、広い範囲での追跡が可能なのです。
クラウドGPSとは?
ブルートゥースは自分の位置から30mほどの範囲しか繋ぐことができません。しかしこの「クラウドGPS」という機能は他のブラボーアイテムトラッカーを使っている人の半径30mほどの範囲内に自分の探したい物があった時にその人のスマホのGPS情報を経由し、自分に位置情報を知らせてくれる機能です。
言い換えると、多くの人がクラウドGPSを活用する事で広範囲に渡って安価な簡易GPS機能として使う事ができるのです。
日本でのクラウドGPSの様子
出典:TrackR 公式HP
この図は関東、中部におけるクラウドGPSの範囲を表しています。濃い展がクラウドGPSの範囲です。ご覧の通り、東京と名古屋などの都市では有効的に使えそうです。
ただ、まだまだ日本では普及していないため、盗難自転車を探しだすのは、都市だけに限定されそうです。
Find more. Search less. | TrackR
小さくて電池持ちがいい!
大きさが直径3cm、薄さ3mmほどとなっています。とても小さいため、自転車サドルの裏など見えない場所に貼付ける事が可能です。また、バッテリーはボタン電池を使用していて、電池寿命は一年間だそうです!GPSの様に電池消耗が激しく無いので、自転車に付けるにはもってこいの製品だと言えます。
さらに自転車に付けるにはうれしい防水グッツも!!
別売りで防水ケースが売っているので、装着する事で雨が降っている日などでも安心して追跡する事ができます。
出典:TrackR 公式HP
自転車盗難防止用の GPS 内蔵スマートペダル「Connected Cycle Pedal」
次に紹介するのがConnected Cycle Pedalという製品です。
先ほど紹介したブラボーアイテムトラッカーではクラウドGPSという機能を使っていましたが、やはりGPSに比べると精度はかなり低いです。
このConnected Cycle PedalはGPSとGSM(携帯と同じデータ発信器)が付いているため、数メートル単位の誤差で自分の自転車を探す事ができます。
こちらの製品もIphoneやAndroidに対応したアプリを使う事で自転車の場所を探す事ができます。また追跡機能だけでなく、走ったスピードや経路、傾斜、消費カロリーなどもクラウド経由で記録する事ができます。
GPSの弱点であったバーテリー問題が解決?!
この「Connected Cycle Pedal」のすごい所は、GPSの弱点であった電力の問題をペダルで自家発電する事で解決してしまった事です。ペダルを漕ぐと電気が発電され、GPSも作動するという仕組みです。バッテリーなどを持っていく必要はありません!
ペダル自体の盗難防止策
このペダルは簡単に設置できますが、外す時は個人が設定したコードを入力しないと外れない仕組みになっています。また、誰かが自転車を盗もうとし、自転車に触ったりすると持ち主の携帯に通知が行くようになっています。
万が一持っていかれても犯人が乗っていったらそこまでの経路や場所がGPSでわかるようになっています。
製品化が決まっているが、日本での発売の予定なし?!
「Connected Cycle Pedal」はクラウドファンディングサイト Indiegogoで資金を集め、製品化が決まっています。しかし、アプリなど現在の予定では日本では対応しない様です。
ヨーロッパでこの製品が広まれば、日本で発売される日も遠くないはずです!気長に待ちましょう。
その他にも色々な種類の製品が発売されている
その他にもGPSを搭載したサドルや疑似ランプ、自転車の内部にはめ込む物など多くの物が発売、又は考案されています。
しかし、やはり問題はバッテリーがどのくらい持つのかという事ではないかと思います。GPSの電気消耗は激しいのでバッテリーを積むと何ヶ月と持つのは難しいと考えられます。
Spybikeから発売されているGPSと発信用通信機付きサドルや疑似ランプ等。電力はリチウムバッテリー式。スマホ用アプリと連携して位置情報などを得る事ができます。
出典:Behance
Setrabike。シート座席の中に埋め込み、自転車が動きだすと、GPSも動くという製品です。バッテリーが内部にあり、その電力を用いてGPSを作動させます。
まとめ
いかがだったでしょうか?ヨーロッパなどでは自転車を盗難から守るためにGPSなどを使った製品が多く出ている事が見受けられます。
自転車盗難は日本でも大きな問題ではありますが、まだこのような取り組みは殆ど出て来ていません。日本でもこのような最新技術を使って自転車盗難件数が減っていく事を願っています。