留学生が日本で就職活動するために知っておくべき事をご紹介します。

こんにちは!ジェニ―です。私は日本で留学生として就職活動をして、現在日本で働いています。

日本で就職活動を終えた感想として、留学生は就職活動に関する正確な情報を得るのが大変だと感じました。エントリーや面接の方法など、自国の常識で挑むと痛い目に合うはずです。

今回は、留学生のための就活の方法や注意点についてご紹介します。私の就職活動の経験から、日本で就職を考えている留学生の役に立てばと思います。

留学生が日本で就活を行う際に知っておくこと

就職活動の期間を把握する

2016年卒から、就職活動が3月からに変更になりました。企業によって会社説明会・エントリーシート・面接・SPIの期間が違います。

大まかなスケジュールはリクナビやマイナビ等のリクルーティング企業のホームページを小まめにチェックする必要があります。

スケジュールはしっかりと抑える

傾向的に2016年卒から大手ほど採用時期が遅くなっています。しかし、採用時期以前にリクルーター制度など設けている場合が多くあるため、注意が必要です。

リクルーター制度とは

自分と同じ大学の先輩社員の方々などが説明会などを通して、個別に学生に連絡を取り、カフェなどで実質の面接を行う事です。

カフェだからといってお茶して話すだけと思っていると痛い目に合います(直接的にものを言わない日本文化です)。

喫茶店でお話したいと誘いを受けた場合は、しっかりとスーツを来て面接に挑む心構えをもつ事が重要です。

リクルートサイトに登録する

日本の就職活動は、リクルートサイト(多くの会社が「マイナビ」か「リクナビ」を用いています)を通して採用活動(会社の募集要項の提示、イベントの予定、面談予約など)が行われます。

アメリカを始めとする他の国のように、その企業に履歴書をいきなり送ったり、電話したりしてはいけません。リクルートサイトにはできるだけ早く登録して、情報収集するべきです。

気付いた時には採用活動が終わってしまっている場合があります。

また、留学生用のリクナビサイトなどが特設さえておりますので、しっかりと登録することで、適格なアドバイスをもらえ、就活を有利に進めることができます。

留学生用のリクナビ

最近では日本に来る留学生が増えてきたため、留学生専用のリクルートサイトもあります。そちらのサイトに登録すれば、メールや電話でアドバイザーからアドバイスや求人情報等を個別にもらう事ができます。とても親切に相談にも乗って頂けるので、登録するといいと思います。

留学生向けポータルサイト

インターンシップについて

就職活動が始まる前の年の8月~9月(夏季休暇中)また2月~3月(冬季休暇中)の間に、それぞれ夏インターンと冬インターンがあります。

日本企業の雰囲気やシステム(各部署の詳細な仕事)、日本人の働き方等に関してインターンに参加することで理解を深める事ができると思います。

インターンにも様々な種類があり、勘違いしやすいのですが、ワンデーインターンのような短期間のものは会社説明会のようなイベントである場合が多いです。

☝Point
このインターンシップが就活活動をする上で有利に働く場合が多く、面接を免除されたり、さらにはインターン中に内々定がもらえるなんて事もあります。しかし、多くの場合で2週間以上のインターンで、面接があるようなインターンでないと内定に影響とまではいかないと感じました。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
インターンシップ関連

会社説明会と服装について

会社説明会に参加するのは、その企業の情報を得る事だけでなく、会社の人に良い印象を残す機会となります。そのため、外見に気をつけ、説明会の際には質問を等を積極的にすると良いと思います。

日本のビジネスにおいて、外見はとても重要なため、性別によるのスーツの着方や髪の毛の結び方等をネットできちんと調べてから参加しましょう。

外国人だからといって髪を染めたりすることはNGです。地毛が黒でない方もできる限り黒く染めた方がいいです(特に男性の方)。

服装・マナーについて

エントリーシート(ES)は必ず添削してもらう

外国語(特に日本語)を使って、うまく自分の事をアピールする事はとても難しいです。私も最初の頃はかなり苦労しました。

作ったESは日本人の友達や学校の先生に見てもらい、直してもらってから提出するようにしましょう。

言葉や文法の間違いだけでなく、見てもらう事で良いアドバイスを頂けるはずです。

面接について

会社の人と直接対面するのは、緊張しますね。緊張するのは仕方ないですが、笑顔を忘れないようにしましょう。

時々分からない言葉や聞き取れない言葉等があった場合は、気にせずもう一度聞き直すようにしましょう。

聞き直す事は悪い事ではありません。そのまま面接官が意図していない回答をしてしまう方が問題です。

自己PRについて

日本人の就活生にとって、どう自己PRを行うのか悩んでしまう方も多いと聞きますが、留学生にとっては自己PRは大きなチャンスです。

なぜなら、現在多くの企業がグローバル化を促進しており、海外に精通しているグローバル人材の求人が非常に多いからです。

自分は海外で活躍できる事のほか、日本にいる事で日本文化に調和できる事をアピールしていくと良いでしょう。日本の企業では日本文化に合わない人を取らない傾向がある場合があります。そのため、日本の文化を理解した上でコミュニケーションできる事が重要となってきます。

その他、語学力など仕事内容に直結する事は積極的にアピールしていきましょう。

資格について

日本では語学などの資格が認められる傾向があります。面接でいかに語学が話せる事をアピールしても、母国語でない場合はあまりポイントになりません。

語学をアピールしたい場合はしっかりと資格を取っておりましょう。ここで大事なのが、国際標準の資格・検定よりも日本国内の資格が認知度が高く認められやすいです(例:TOEFLEよりもTOEIC、HSKよりも中国語検定等)。

取得しておきたい語学の資格

英語 TOEIC、TOEFL、英検(準一級から)

中国語 中国語検定(2級から)、HSK

他言語 各日本で行っている検定(ビジネス実用レベルから)

情報収集、情報交換を行う

日本の就活では情報量が明暗を分けます。同じ会社に受ける人(友達など)と情報を交換しながら、就職活動の状況を把握し積極的に行動するべきです。

私はよくインターネット上の掲示板なんかも利用していました。多くの情報が集まりやすいのでオススメです。

就職活動の情報集めなら「みん就」

スケジュール管理をしっかりと行う

3月から10月の間に、就活のスケジュールは過密化します。手帳などを買いしっかりと管理しましょう。時間にルーズな方はかなりマイナスなイメージを受けてしまいます。日本の社会人らしく10分前行動を心掛けましょう。

お金の問題

留学生にとっては、大変なお金の問題です。住んでいる場所にも寄りますが、面接は東京や大阪、名古屋などの都心で行われることが多いです。面接がある度にお金を使っていたら数十万円はすぐ飛んでいきます。一度で複数のイベント作る等、工夫して就職活動を行う必要があります。

最後に

留学生にとって、日本で就職活動をするのはいろいろ大変ですが、外国人である自分らしさを見せ、全力で頑張れば、必ずよい結果が得られると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。ご質問等ありましたら、ご連絡ください。

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Nickey

Nickey

愛知県出身で、現在はベトナムのフエに在住。デンソーやNTTデータベトナムを経て、ベトナム法人 HD Global Consulting Co.,Ltd, を設立。 ベトナムから東南アジアを中心とした世界の面白いや少し役に立つ情報を発信しています。ベトナム人の妻を持つパパであり、日々ベトナム語と格闘中。

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