1か月でなんとか応用情報技術者試験に合格した勉強方法を現役SEが紹介します。

みなさん、こんにちはニキです。

この間、応用情報技術者試験を受験し、なんとか合格できたので、勉強方法や試験攻略方法についてご紹介していこうと思います。

ちなみに表題には、1か月で合格と書いてありますが、一応現役システムエンジニア(SE)なので、それを踏まえての一か月での合格という意味です。

ちなみに私の経歴(参考程度に)

理系の大学、大学院(専攻は情報工学)修了後、国内メーカーにて電気・ネットワーク系エンジニアを数年⇒外資に転職し、営業兼システムエンジニア(最近はほぼSE業務ばかり)をしています。

すでに、ITパスポートと基本情報技術者は合格済みであり、次のステップとして応用情報技術者試験を受けてみました。ITパスポートと基本情報技術者の情報は以下のリンクを参照して頂けたら幸いです。

まずはITパスポート試験から
基本情報技術者はこちら

1か月でなんとか応用情報技術者試験に合格した勉強方法を現役SEが紹介します。

応用情報技術者とはどんな資格なのか?

応用情報技術者は字のごとく、高度IT人材に必要な応用的な情報技術を活用できることを証明する資格となっています。

受験人数は毎年10万人程度で、基本情報技術者の次にポピュラーな試験となっています。

受験層としては、基本情報技術者試験を合格した人が次のステップアップとして受けることが多い試験です。基本情報技術者がSE3年目程度で受けるのに対して、応用情報は経験年数5年程度の人が中心層となっています(合格者の平均年齢28歳前後)。

応用情報技術者は多くITベンター等で、昇格要件や社内報酬の対象として扱われていることが多く、一定の経験とスキルを証明できる資格となっているので、さらに上を目指したいITエンジニアは取得しておきたい資格です。

高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者

IPA情報処理推進機構より

応用情報技術者の試験内容

応用情報試験は午前と午後の2回の試験がある!

応用情報技術者試験は基本情報技術者と同様に、午前、午後と2回の試験が実施されます(丸一日拘束されます。)。ITパスポートやベンダー試験と違い、パソコンではなくペーパーベース(紙)で行われる試験です。

午前試験はマーク形式の試験ですが、午後試験は記述試験となっています。実際に文章を書いて答える問題が出題されます。

午前・午後試験の時間や問題数は以下の通りとなっています。詳しい試験の内容や攻略方法は後述します。

午前試験 9:30-12:00時 (150分)

出題数 80問  回答数 80問(マーク式)

午後試験 13:00-15:30 (150分)

出題数 11問  回答数 5問(記述式)

合格基準は6割だが・・・

合格基準は午前も午後は6割以上の得点で合格です(100点満点中60点が合格基準です。)。

午前・午後のどちらか一方でも60点に満たないと不合格になります。両方とも60点以上の得点で合格できます。

ちなみにですが、午前が60点以下場合には午後試験は採点されません。

応用情報技術者に午前免除制度はないので注意

応用情報技術者には基本情報技術者試験のように、特定の教育課程の認定で午前試験が免除されるようなことはありません。また、試験で午前が合格しても、次回免除になるようなこともなく、応用情報に不合格であれば、午前から再度受験する必要があります。

午後試験の得点は均一ではない。得点率上位2割を目指せ
午前試験は1問1.25点と決まっていますが、午後試験では1問何点という明確な得点は決まっていません。
そのため、問題が簡単すぎると簡単な問題の配点が低くなったり、逆に難しくなると簡単な問題の配点が高くなるようです(あくまで噂です。)。
午後試験は60点以上が合格になるというよりも、得点率で上位2割程度に入っている方が合格になるような試験と思っていた方が賢明です。
ですので、過去問で6割以上取れたからといって、安心していると足元をすくわれます。

応用情報技術者の合格率はどのくらいか?

応用情報技術者の合格率は近年では20%ぐらいを推移しています。高度試験に比べると合格率は若干高いですが、5人に1人しか合格できない試験となっています。

また上記に書いた通り、応用情報技術者試験では午前・午後試験にて6割以上の得点で合格ですが、実際は上位20%程度の得点を取らないと受からない試験です。問題が簡単でも難しくても上位20%程度に入らないと合格できません(相対評価に近い)。

また情報処理試験あるあるですが、当日受けに来ない方が多数おり、応用情報も例外ではありません。当日受験する人は申込者の70%程度となっており、合格率に未受験者は除外されていますので、受験しようと思った母数から見ると合格率はかなり低いことがわかります。

応用情報はSEなら必ず持っている?!

多くのITベンダー等で基本情報技術者を取得している人は多いですが、応用情報技術者まで取っている人はそこまで多くない気がします。そもそも、受験すらしていない人が大半です。

試験実施日程と受験費用について

試験は年に2回、以下の日程で行われます。年に2回しかないので、1回落ちると次回の受験は半年待たなければいけません。

また、合格発表は試験日から2か月後となっています。基本情報試験に比べてさらに1か月長くなっています。

不合格だと分かった場合には、すでに次の試験まで4か月切っているという状況になるので、上手く行かなかった場合は次を見越して勉強を始める必要がありそうです。

4月の第3日曜日 合格発表:1か月後

10月の第3日曜日 合格発表:1か月後

受験費用は?!

他のIT国家試験の大半と同様の5700円です。午前・午後の丸一日掛かるテストにしてはリーズナブルな気がします。

ベンダー試験に比べるととても安いのに加え、日本での知名度は圧倒的に高いのでコスパが良いです。

当日は受験票を忘れずに

試験当日は受験票や筆記用具が必須になります。特に受験票は顔写真を用意して貼っておく必要があるので注意が必要です。

また、試験会場には時計がない場合があるので、腕時計等は忘れずに持ってくるようにします。

応用情報技術者試験の勉強方法や試験攻略方法

合格するための必要勉強時間?!

応用情報技術者試験に合格するための勉強時間は人それぞれですが、前知識が全くない人の場合は500時間程度必要になってくるようです。

基本情報技術者を持っている方や現役システムエンジニア(SE)の方でも200時間程度を目安に勉強する必要があると思います。

ちなみに私の場合は1か月で100時間程度の勉強で当日の点数は午前:80点台 午後:60点台でした。特に午後試験は結構ギリギリとなってしまいました。

やはり余裕を持って合格するためには、2か月(200時間程度)を目安に勉強することをお勧めします(基本情報技術者試験を取得済みの場合)。

このように必要な勉強時間は人によって差が出てきますが、10ヶ月ほど(1日2時間程度)の勉強時間を見積れば余裕を持って合格できるはずです。

応用情報技術者試験の難易度

応用情報の問題自体の難易度とは?

応用情報試験と聞いて、とても難しそうと思われる方は多いかもしれませんが、問題自体の難易度は基本情報技術者試験が理解できれば、十分射程圏内にあると言ってよいと思います。

むしろ、基本情報技術者より問題自体は簡単な場合が多いような気すらします(問題は簡単でも、合格するのは基本情報技術者より難しいので、別々に切り離して考えてください)。

応用情報では問題自体の難易度よりも、記述における正しい日本語の扱い方等、アカデミックさよりも、より業務に近い知識やスキルが問われます。

すなわち、問題の解答が分かっていても、文章にして伝えるのが下手だと点数が貰えないのが、基本情報技術者との大きな違いと言えます。

基本情報を飛ばして応用情報を受験する?!

応用情報を受験するのに、基本情報を持っていないと受けられないという条件はないため、基本情報を飛ばして受けることは可能です。

あまりお勧めはしませんが、応用情報技術者試験には問題の選択肢によってはプログラミングの問題等を回避することができるため、コーディングをしたことがないSE等には応用情報技術者の方が簡単に思えるかもしれません。

勉強方法や試験攻略方法

午前試験編

応用情報技術者の午前試験はすべて4択のマークシート式です。

過去問からの類似問題が半数は占めているので、最短合格方法は過去問を解くことです。5年分くらいの問題を解いておけば、十分合格点を狙えるようになります。

過去問は公式WEBサイトや多くの有志サイトにて見ることができます。中には丁寧でわかりやすい解説があるサイトもあるので、是非活用してみてください。

過去問無料解説サイト
事前知識がない場合は参考書を流し読み!参考書はレファレンスとして使う

IT知識ゼロから応用情報技術者の過去問を解くのはきついので、過去問を解く前に参考書を一通り流し読みをすることをお勧めします。

応用情報技術者の午前試験はすべてマークシートなため、語句を一字一句覚える必要はなく、言葉を見て意味が分かれば問題ありません。

参考書で意味を理解しながら流し読みし、過去問と解く際にレファレンスとして持っておくと勉強効率が上がるはずです。

お勧めの参考書

応用情報技術者はメジャーな試験のため、参考書が充実しており、勉強がしやすいです。参考書の中でも特にお勧めな参考書は”キタミ式シリーズ”です。

おそらくこの参考書で分からなければ、他の方に助けを求めた方がいいです。それぐらい分かりやすく書いてあります。

午後試験編

次に、応用情報試験最大の壁となって立ちはだかるのが記述問題がある午後試験です。そんな午後試験の対策について紹介します。

午後試験は選択問題がある

午後試験は以下のような試験項目があり、問1の情報セキュリティは必須ですが、他は10問の中から4問を選ぶ選択問題となっています。問題の難易度のバラツキをあり、当日何を選択するかによって、結果が大きく左右されます。

問1 情報セキュリティ 必須 20点 技術系
問2 経営戦略 10問中4問選択 各20点 経営系
問3 プログラミング(アルゴリズム) 技術系
問4 システムアーキテクチャ 技術系
問5 ネットワーク 技術系
問6 データベース 技術系
問7 組込みシステム開発 技術系
問8 情報システム開発 技術系
問9 プロジェクトマネジメント 経営系
問10 サービスマネジメント 経営系
問11 システム監査 経営系

(2019年度春季試験例)

時間配分はしっかり行う

午後試験は午前に比べると明らかに問題を解く時間の余裕がありません。時間を意識しながら解いていく必要があります。

単純に1問に掛けられる時間は30分程度ですが、見直す時間も含め、25分を限度に解いていくと、焦ることなく進めていけるはずです。

問2-問11の選択問題の選択方法について

多くの方にとって選択問題をどうすれば良いのか悩むところかと思います。

応用情報技術者試験では問2~問11より、4問を選択する必要があります。

大きく分けて技術系の問題と経営系の問題に分けられる

応用情報技術者の午後試験では大きく、技術系の問題と経営系の問題に分けられます(上の表を参照)。

特徴的なのが、経営系の問題は計算問題等が少なく、読解力が試される国語のような問題が多く出題されます。

そのため、技術系の科目が苦手な方やPMや上流工程の経験がある方は経営系の問題を選んだ方が賢明です。

・経営戦略

・プロジェクトマネジメント

・サービスマネジメント

・システム監査

逆に技術系の科目が得意な方はそれ以外の技術系の問題で受験することをお勧めします。

実際には、経営系の問題や技術系の問題を混ぜて受験するケースが一番多いのではないかと思います。

すべて経営系を選ぶと計算問題を回避できる?!
すでにお分かりかと思いますが、すべて経営系を選択すれば、理系チックな計算問題を回避することができます。
巷では応用情報の方が基本情報よりも簡単と言っている方がいますが、このように国語的な読解力や記述問題のみで試験を受けられるため、計算問題が苦手な人にとっては応用情報試験の方が簡単に思えるかもしれません。
技術系と経営系の問題の特徴の違い

技術系の問題は文章の記述が少ない傾向があり、満点が狙いやすい科目となっています。

しかしながら、答えが一意決まっているものが多く、部分点が貰えないため、間違えると低い点数になりがちです。

一方で、経営系の問題は文章の記述問題が多いため、満点を狙いにくい科目となっています。

しかしながら、記述部分においてニュアンスが合っていれば、点数が貰えるので安定して一定の点数が取りやすいです。

選択すべき問題は自分の得意分野!

当たり前のことかもしれませんが、選択すべき問題は自分の業務経験がある科目や、得意な科目をまず選びます。

どれがいいのか迷った場合は、一回すべての問題を解いてみた上で、自分にあったものを4つほど選択すると良いです。

問は事前選択+α

当日選択する分野は事前に決めておくことをお勧めします。すべての範囲を網羅しようとすると膨大な勉強時間が必要になってきます。

4つの選択問題を選んでおいて、プラスで1-2科目を予備として勉強しておくことをお勧めします。当日の問題によっては難易度がかなりばらつく事があるので、1-2科目の予備を用意しておくと安心です。

+αの科目としてお勧めなのが、経営系の問題です。専門的な質問を問われることもありますが、文章を読んで読解力だけで答えられる問題も多いです。

当日の問題を解いていた際に技術系の問題等で行き詰った場合には、選択肢として経営系の問題に乗り移れるようにしておくと良いかもしれません。

午後問題の勉強方法や時間は?!

午後の問題が”応用情報技術者試験の大きな壁”と書きましたが、午後問題は覚える問題ではなく、考える問題なため、そこまで勉強しなくても問題は解けます。

午前問題が合格点ならば、必要な知識は十分あります。後はいかにその知識を使って応用できるかです。過去問を3年分ぐらい解いておいて、傾向さえ掴めれば十分かと思います。

文章の書き方は練習しておくこと

解答が分かっていても、文章で的確に答えられなければ、文章問題では得点を得られません。

何を問われているのかをよく考え、的確な文章で解答できるように練習します。

記述方法の参考書としてお勧めなのが、応用情報技術者午後問題の重点対策 (重点対策シリーズ)です。その解答に至った経緯などが丁寧に説明されており、記述の書き方を学ぶことができます。

応用情報技術者を取得するメリット

さて、応用情報技術者と取ると何がいいのか?ご紹介していきます。

応用情報技術者を取ることのメリット

ITエンジニアとして一定の評価をされる

応用情報技術者を取得していることで、一定の技術力を証明することができます。

一般的に応用技術者を取得していると、経験5年程度のスキルがあることを証明できます。それ故に、自身の単価を上げやくなり、より責任のある案件に配置されやすくなります。

基本情報技術者を持っている人は多くいても、応用情報技術者まで持っている人は多くないため、他のITエンジニアとの差別化にも繋がります。

幅広い知識を身に着けられる

応用情報技術者試験は幅広いITの知識が求められるため、自分の業務以外のIT知識を身に着けることができます。

幅広いIT知識を学ぶことで、自分の業務であっても新たな発見や様々な視点から問題解決できるようになります。

エンジニアとしての評価向上に繋がる

応用情報技術者を持っていることで、他のエンジニアとは1ランク上という印象に繋がり、良い評価を受けやすくなります。

進学や就活、他の資格の役にも立つ

入試や就職活動においても、応用情報技術者を所持していることで一定の評価を得ることができます。

また、中小企業診断士や高度情報処理試験において、試験の一部が免除できるようになり、他の資格を取る上でも有利になります。

まとめ

いかがだったでしょうか?応用情報技術者はワンランク上のITエンジニアを目指す方にとっては打って付けの資格かと思います。

ITエンジニアとしてのスキルを証明するためにも、是非応用情報技術者を取得してみてはいかがでしょうか?

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