ベトナムで結婚式を行ってみました!準備から披露宴まで私たちの挙式をご紹介します!
みなさん、こんにちは。ジェニー&ニキです。
最近はベトナムと日本のカップルも増えているようで、もしかしたらベトナムの結婚式へ行く機会があるかもしれません。
ベトナムの結婚式ってどんな感じなの?日本とのどんな違いがあるの?お祝儀はいるの?
などなど、海外の結婚式になると日本の結婚式とは全く違う場合があったりします。
そこで、今回は私たち(ベトナムと日本の国際カップル)がベトナムで実際に行った時のベトナムの結婚式を紹介していきます!
え?実はベトナムでは結婚式の行事を最大6回も行う!
今では、日本で結納などを行うことは少なくなってきましたが、ベトナムでは結納にあたる「婚姻式」が結婚式前にあります(地域によっては最大4回も行います)。その後に夫、妻側で両方計2回結婚式するのが通例です。
最大で合計で6回の結婚式の行事を行うことになります(近年都心部では数回で終わらせることも多くなってきました。)。
1回目は親戚だけで少人数で行いますが、だんだん数は増えていき、最後の結婚式には400人以上の人が集まりました。
婚姻式の様子は別の記事で紹介しているので、興味がある方は是非見てみてください。婚姻式も結婚式に劣らない、規模、内容で行うんですよ。
ベトナムでの結婚式の様子を紹介!
それでは早速、ベトナムでの結婚式の模様を大名行列から披露宴までの一連を見ていきましょう。
花嫁を迎える式のパレード
ベトナムの婚姻式でも行った、花嫁を迎える式のパレードを結婚式でも行います。べトナムでは貢物を担いで、新郎側または、新婦の家まで大名行列を作りながら歩くという文化があります。
図. 大名行列を作って、新婦の家へ行く様子
実は途中は車で移動
この大名行列の移動は基本、相手の家から相手の家まで行きます。現代では車があるので、あまりに遠い場合は車を使って移動します。
ちなみに、昔は歩いて行っていたそうです・・・。大変そうですね。
そして、相手の家に近づいたら、車から降りて、再び大名行列を組んで、家の中へ入っていきます。
図. 家に近くに来たら再び大名行列に!
向かえる側は盛大にお出迎え!
相手を迎える家族も、列を組んで盛大に出迎えてくれます。初めに、若い女性陣が黄色いアオザイを着て、その後に青や、赤、ピンクといったカラフルはアオザイを着た方々で並びます。
ちなみに、男性陣は基本はスーツを着用しているのですが、重要な人物(新郎や新婦の父など)は男性版のアオザイを着ます。
図. 新郎を出迎えている新婦側の家族
貢物を相手側に渡す!
新郎、または新婦の家族が向かえられたところで、貢物を相手側の家族に渡します。一つ一つ丁寧に渡していき、丁寧に飾られます。
図. 新郎側家族の貢物を相手に渡している様子
図. 渡された貢物は綺麗に並べられます
貢物の前にお祈りを捧げる
貢物が並べられたら、まずはここでお祈りを捧げます。初めに、新婦側の祖父が代表してお祈りを捧げます。
その後に、新郎、新婦の父母で新郎、新婦がお祈りを捧げていきます。
図. 貢物の前にお祈りを捧げている様子
仏壇の前でお祈りを捧げる
貢物の前でのお祈りが終わったら、次は家の中にある仏壇の前で、手を合わせて祈ります。
ここでは、ご先祖の前で私たちは結婚しましたと報告する役割を果たしています。
図. 仏壇の前でお祈りをする様子
ベトナムの結婚式では、新郎新婦に金(ゴールド)が送られる
ここまでの流れは、前回の婚姻式とは似たような流れですが、結婚式には金(ゴールド)を新郎新婦に送る儀式があるのです。
親戚中の人が、金でできたネックレスや指輪などを次々に贈呈していきます(もちろん純金ですよ~)。
ちなみに最終的には、両手に何十個もの金の指輪を着けることになります。
図. 金のネックレスを貰っている様子
図. 金の指輪を貰っている様子
そのため、お金の代わりに金をあげるのがベトナムの結婚式なのです。
金を渡し終わったら、最後のスピーチ
金を私終わったら、新郎新婦の父がスピーチをして、結婚式は終了となります。
日本と違い、ベトナムの結婚式で新郎新婦がスピーチをする場面は実は一度もありません。
結婚式が終わると写真タイム!
ベトナムに人たちは写真を撮るのがとても好きです。結婚式が終わると色々な人たちとたくさんの写真を撮ります。
ちなみに、ベトナムでも中国と同様に赤は縁起の良い色だとされているため、結婚式では赤を基調とした飾りがされています。
図. 入口の前で記念写真
結婚式のあとの披露宴を紹介!!
結婚式の後は披露宴が待っている!
結婚式の後は日本と同様に披露宴(パーティー)があります。結婚式の披露宴には親戚だけでなく、友達や近所の人などがどんどん集まってきます。
その数なんと400人も!!
婚姻式の際の披露宴でも100人程集まりましたが、結婚式となるとその4倍の400人も集まりました。なかなか日本では考えられない数ですよね・・・。
ちなみに、婚姻式ではお祝儀はありませんでしたが、結婚式ではちゃんと参加する人からお祝儀貰います。入口にポストのような箱が置いてあり、その中にお金を包んだ封筒を各自入れていくという方式です。
演出がすごいベトナムの結婚式
まるで、アメリカのタレント発掘ドラマを見ているかのような会場、雰囲気でパーティは進んでいきます。
図. 司会の人達とパーティーの開演
新郎は新婦を迎えに行く
日本では、新婦が新郎の元へと歩いていくのが一般的ですが、ベトナムでは新郎が新婦を迎えへに行きます。
ちなみに400人の会場となると、端から端まで迎えに行くので、とても長い道のりになります笑。
図. 新郎は新婦を迎えにいきます
図. 新婦を迎えにいって、ステージまでもどる様子
新郎新婦に続いて、父母がバージンロードをカップルで歩いて登場
新郎新婦がバージンロードを歩いた後に、新郎新婦の父母がカップルでバージンロードを歩いてステージへと登場していきます。
図. ステージへと向かう新郎新婦の父母
新郎新婦の父のスピーチ
ステージに全員集まったあと新郎新婦の父がスピーチを行います。ここでも新郎新婦は基本何も話しません。
日本と違ってベトナムの結婚式は家族の結婚のような意味合いが強いです。そのため、一家の主がスピーチをするのだと思われます。
図. 新郎父がスピーチをしている様子
お決まりのケーキ入刀とシャンパンタワー
スピーチが終わったら日本でもお馴染みの、ケーキ入刀とシャンパンタワーを行います。
そして、シャンパンタワーが終わったろころで、会場の盛り上がりは最高潮に!最後は、紙吹雪と花火で式は締めくくられます。
その後は、お酒を飲みながら、カラオケ大会が始まります。
帰りたくなったら帰るのがベトナムの披露宴?!
ベトナムの披露宴で面白いのが、帰りたくなった人から勝手にどんどん帰っていきます。
全員が帰ったところで、披露宴は終了です。だいたい2~3時間で終了となるのが一般的な様です。
図. ケーキ入刀の様子
図. シャンパンタワーを行っている様子
図. フィナーレの様子
日本の結婚式に比べるととても豪華な結婚式
いかがだったでしょうか?伝統をしっかりと守りながらも、楽しむところではしっかりと楽しむ。これがベトナム流の結婚式です。
ベトナムの結婚式では、夫婦の結婚というよりも、家族との結婚の意味合いがとても強いです。そのため、日本に比べると、とても多くの人が参加し、厳かに閉める時には閉めます。
なにはともあれ、無事結婚式を挙げることができました。今度ともこのブログを含め、どうぞよろしくお願い致します。
Jenny & Nicky