ベトナムの旧正月”テト”の模様をご紹介します。

ベトナムでは、今年も明日から新年を迎えます。家族や親戚が様々な場所から実家に戻り、一緒に家を片付けながら新年を待っています。

本日はそんな、ベトナムの旧正月(テト)について紹介させていただきます。

旧正月(テト)とは?

ベトナムでは、中国の様に昔から月の朔望と合わせて旧暦を使っています。

旧暦の最初の日を旧正月と呼びます。日本の暦によると、毎年2月~3月に旧正月が行われます。現在、ベトナムで旧暦は旧正月と(dead anniversary) しか使わず、学校や会社などでは日本と同じ暦が使われています。

旧正月は家族全員が集まるため、一年中一番華やかな時期だと言われています。親戚の家を尋ねに行ったり、お墓を参拝しに行ったり、旅行したりして家族にとってとても大切な時間です。

ベトナムの旧正月”テト”の模様をご紹介します。

旧正月(テト)の準備が一番楽しい?

私は旧正月の準備が、一番楽しむ事ができる催しだと思っています。ほとんどの学校と会社で、元日の三日間前から休日に入り、家の掃除や飾り、忘年会の行いなどが行われるため、毎日が忙しいです。

日本でも、年末は連休になるため、嬉しい気分になりますよね?!笑

家は花で飾り着けを行う!

家の中を飾るために、北部では梅の木、南部では黄色の花でマイバンと呼ばれる木を使います。

梅の木で飾り付けを行った様子

写真:梅の木を使って飾りを作っている最中です。

マイバンで飾り付けを行った様子

写真:マイバンの木で飾った際の様子です。

年が明ける(革新)と色とりどりのお花で飾り付け!

年が明けることを革新といいます。ベトナムでは年が明けると、色とりどりのお花を飾り付け、新年をお祝いします。

写真:新年が明ける(革新)と、カラフルなお花で家を飾ります。

写真:家の中を花で飾り付けするため、道端にはお花がいっぱい売られています。

新年は大勢の親戚が集まってお祝い

新年は大勢の親戚が遠方から集まり、皆でお祝いをします。ベトナムでは会社の忘年会以外にも、親戚が家に集まって行う忘年会があります。

レストランでなく家で行うため、準備するのも片付けるのも実はかなり大変なんですよ。

旧正月はお店はほとんど閉店している?!

ベトナムでは旧正月になると、レストラン等のお店はほとんど閉店しているので、家で食べることがほとんどです。そのため、旧正月が始まる前から料理をたくさん準備します。

旧正月(テト)に観光に行く際には注意!
この時期にベトナムへ観光しに来ると、レストランなどを探すのがとても難しいです(何処も長期休暇を取っています)。注意しましょう。

写真:台所の奥でお母さんたちが、食べ物をいっぱい準備しました。

旧正月(テト)の伝統的な料理 

日本の正月には、お餅がよく食べられますね。ベトナムにも餅米から作られたバンチュン」というケーキがよく食べられます。葉っぱに巻いて食べます。

写真:伝統料理「バンチュン」

まとめ

ベトナムの旧正月(テト)はいかがだったでしょうか?

旧正月(テト)を体験してみたい場合は、是非2月~3月の間に行ってみてください!(ただし、お店は殆ど閉まっているので、注意が必要です。)

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Nickey

Nickey

愛知県出身で、現在はベトナムのフエに在住。デンソーやNTTデータベトナムを経て、ベトナム法人 HD Global Consulting Co.,Ltd, を設立。 ベトナムから東南アジアを中心とした世界の面白いや少し役に立つ情報を発信しています。ベトナム人の妻を持つパパであり、日々ベトナム語と格闘中。

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