情報系大学出身は生涯ITエンジニアを覚悟すべきなのかもしれない。
みなさん、こんにちはニキです。本日はコラムよりの記事となっています。
情報系の大学に通われている皆様、すでに卒業されている皆様へ。
私もその一員ではありますが、ひょっとすると情報系理系出身の方は生涯ITエンジニアを覚悟しなければいけないのかもしれません。
今回はそんな気がしてならない日本のIT業界を実態を踏まえながら、その理由についてご紹介していきます。
情報系大学出身は生涯ITエンジニアを覚悟すべきなのかもしれない
先月からITエンジニア兼ITセールス営業になりました
私は情報系の大学、大学院を卒業、修了し、初めは某大手企業で電気設計やIOT関連の開発に携わっていました。
激務とグローバルに働きたいという思いから、思い切って外資系営業マンに転職しました。
この数年はITとは全く違うサービスを売っていたのですが、なんと今月より同じ会社内で見事ITエンジニア兼、ITセールス営業となりました!(要するになんでもやるITマンです笑)
特段不満があるわけではないのですが、情報系大学出身の皆さん、私たちの行先はITしかないのかもしれません。
IT人材は超枯渇している
世界中でIT分野が発達するにつれて、ITエンジニアの需要は右肩上がりです。
しかしながら、需要だけが右肩上がりでITエンジニアが追い付いていないという現状があります。
日本でもすでにIT関連の案件に対してエンジニアの数が圧倒的に枯渇しており、現在では17万人ものITエンジニアが不足しているようです。
このままいくと、2020年には30万人、2030年には80万人ものITエンジニアが足りなくなるかもしれないそうです(ちなみに日本だけでですよ)。
参照:経済産業省
ITエンジニアはの多くが情報系の大学や専門学校を出ているのか?と言われると全くそんなことはなく、半数ぐらいは理系でもない方がエンジニアとなっているような気がします。
そのため、特に情報系の大学出身の方はとても貴重な存在です。それはもうレアモンスターです。
情報系大学はITから逃れられない?!
今の時代どこの会社に行ってもIT分野を取り扱っている部署はあり、切っても切れないのがITと企業の関係です。
そのため、どの企業に行こうと情報系大学出身ということだけで、IT分野の部署に回される確率が高いです。
私もITから離れようとしましたが、結局ITに携わっています。
進路は慎重に進むべき
今までを振り返ってみると、”情報系は今後需要が高いから”と安易に情報系大学へ行って、大学院まで勉強してましたが、自分が本当にやりたいことはITなのか真剣に考えたほうがよいです。
情報系は需要が高いというか、高すぎてやばいレベルです(悪い意味ですよ)。
結果的に慢性的なエンジニア不足からくるデスマーチがITはブラックと多々言われる所以でもあります。
ITの資格などは履歴書に書かなければ良いので、後からどうにもなりますが、
一度取ったら逃げられないかもしれないのが、情報系学士や修士、博士かもしれません。
ITができるというレッテルが張られ、それならばと配属をする人事群から逃げ出すのは難しいですよ。
セールスエンジニア、ITコンサルは逃げ道としてあるかもしれない
ITの関連する業務でもSEやPGでなくて、セールスエンジニアやITコンサルならば少し違った道を開けるかもしれません。
セールスエンジニアでもITの知識を持って提案を行える人は需要がありますし、ITコンサルも然りです。
この辺りは、ある程度のコミュニケーション力とガッツさえあれば突破できそうな道です。
とはいえITの可能性はどんどん広がっている
若いうちから高収入が狙える
ネガティブ要素多めでここまで紹介してきましたが、ITエンジニアの可能性はどんどん広がっています。
相変わらずIT業界のお金回りは良いので、多くの企業がIT派遣、請負、SES等で儲けています(エンジニアに還元されていない会社は多いですが)。
上手く立ち回れば、年収1000万も若いうちから狙える業界でもあります。
潰しが効く業界
ITは自動車業界や白物家電等の業界でも必須となってきているので、ITのスキルは転職の際にとても役に立ちます。
製造業界や自動車業界でのIT企業出身の転職者の割合は年々増えてきています。
日本から世界へ
プラスで英語が話せれば活躍の舞台は世界へ広がります。
日本でのITエンジニアの立場は結構弱いイメージがありますが(セールスを行っていても)、
アメリカやシンガポール等ではもっと立場の強い位置にITエンジニアがいたりします。
給与や待遇も日本とは比べ物にならないほど良いものばかりですし、多くのIT資格は国際資格となっているので、容易に海外転職も可能なのがITエンジニアです。
まとめ
情報系大学出身の人の行先は自ずともITに行きつくのかもしれません。
しかしながら、近年はITはどの分野、業種にも必須なものとなってきており、同じITでも選択肢はたくさんあるようにも見えます。
情報系大学出身の方はある程度腹をくくって、キャリアを見据える必要があるかもしれません。