スターウォーズ「ヨーダ流」の英語をマスターする方法をご紹介します。
スターウォーズで有名な「ヨーダ」。最近は新しいスターウォーズが始まった事もあり、再び熱狂が戻ってきたように感じます。
エピソード1~6で活躍したヨーダ、実はとてもユニークな英語を使うのです(日本語ではあまりわかりませんが)。言語のすべてを知っている様な、しかし何処か遥かなたの惑星から来たような不思議な英語を使います。
そして、実は多くのアメリカのコメディでは彼を真似た話し方などが多く見られます。
彼の使う言葉をアメリカでは「Yodish」と呼ぶこともあり、翻訳サイトがあるくらい海外でも有名な話し方となっています。今回はそんなヨーダの話し方について解説していきたいと思います!
YODA-SPEAK-GENERATOR
ユニークな英語を使うヨーダの文法を解説する
”Powerful you have become, the dark side I sense in you – yoda”
上記はヨーダのセリフです。映画の中でヨーダは紛れもなく英語を用いています。そして、ヨーダの言っていることをしっかりと理解することもできます。ヨーダの使っている英語の何が違和感を感じさせられるのでしょうか?
英語のネイティブとの唯一の違いは言葉の並び順にあった
違和感を感じる理由は英語センテンスの並び順にあったのです。通常英語は
「主語+動詞+目的語」
の順番で使われるのが、一般的です。例えば
といった具合に使います。しかしながらヨーダ語になるとこの文法の順番が変化します。
「目的語+主語+動詞」
になるのです。例えば、I like the apple. が The apple I like. になります。冒頭の文章は本当ならば、You have become powerful, I sense the dark side in you. というのが普通でしょう。
通常の英語にもヨーダ語のように使う時はある
ヨーダ語が英語の文法に沿っていない様に見えますが、通常の英語でも「目的語+主語+動詞」で使う場合があります。
・協調構文として使う場合
The apple I like. 「そのリンゴが好きなんだ!」とりんごを強調したい時に倒置法を使います。こちらはヨーダ語の使い方と酷似しています。
・詩のように使う場合
詩のように使う場合にも「目的語+主語+動詞」で使う場合があります。ヨーダ語はどちらかというとこちらの意味合いが強いです。
しかしながら、本当に重要な事はそのままの英語を使う
スターウォーズ、エピソード3でヨーダがアナキンに言った言葉 “The fear of loss is a path to the Dark Side.” にはヨーダ語の要素がありませんでした。このように、重要なことを言う時は通常の英語で話す傾向が新しいエピソードでは見られます。
また、例外も存在する
エピソード1~3では比較的ヨーダ語のルールに則っていますが、後半のシリーズは普通の英語にも、ヨーダ語にもない構文が多く存在します。
” Already know you that which you need. ” ヨーダ語ならば、which you need you already know. 普通の英語ならば 、You already know that which you need. となるはずである。
旧シリーズと新シリーズのスターウォーズではヨーダの話し方に結構違いがあります。是非チェックしてみてください!
ヨーダの格言集
そんな、少し変わった英語を操るヨーダの有名な格言集をまとめてみました。参考にしてみてください。
“You must unlearn what you have learned.”
今まで学んできたことを念頭から払う必要がある。
“Always pass on what you have learned.”
常に学んだことから前に進んでいけ。
“PATIENCE YOU MUST HAVE my young padawan”
若いパダワンよ。忍耐を持たないといけない。
“Do or do not. There is no try.”
やるか、やらないか。試しなど存在しない。
“May the Force be with you.”
フォースと共にあれ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?ヨーダの話し言葉は、アメリカ人の間でも物真似等でよく使われます。ジョークも兼ねて是非マスターしてみては?!May the Force be with you!