Ariana Grande – Emotions に学ぶミックスボイス(ミドルボイス)とホイッスルボイス
こんにちは。今回はミックスボイス(ミドルボイス)、ホイッスルボイスについて紹介します。
カラオケなどに行って歌を歌う際に、高音が出なかった事はありませんか?それは、発声方法が違うために高音が出ていない事が多いです。
しっかりとした発声方法を身に着けることができれば、低音から高音まで出せるようになります。
今回はAriana GrandeさんのEmotionsを参考に様々な発声方法を紹介していきます。
まずは、是非Emortionsを聞いてみてください!
高音が出るようになる発声方法
ミックスボイスとは?
ミックスボイス、別名にミドルボイスと呼ばれている発声方法の一つです。なぜミックスなのかというと、地声と裏声の間のような声で、地声と裏声の間の声域を発声するためです。
多くのアーティストはミックスボイス(ミドルボイス)という発声方法を用いて歌を歌っています。サビなどで使用する事が多く、ミックスボイスを使わないと、サビで声が裏返ってしまいます。
ホイッスルボイスとは?
ホイッスルボイスとは、裏声よりもさらに高い高音を発する発声方法です。ホイッスルのような甲高いがするため、ホイッスルボイスといいます。
ホイッスルボイスを扱えるアーティストはプロでも少なく、「MISIA」や「Dir en grey」、「Mariah Carey」などが有名です。
なぜ、これらの発生方法を使わないと高音がでないのか?
人間の地声には限界があり、一般的には以下のキーくらいだと言われています。そのため、ミックスボイスやホイッスルボイスを使わないと歌のサビが出てないのは当然なのです。
地声以上の音域を出すためには、ミックスボイスやホイッスルボイスが必要になってくるのです。
男性ではmid2E~mid2G(一オクターブ高いミ~ソ)
女性ではhiB~hiD(一オクターブ高いシ~2オクターブ高いレ)
発声方法を声域順にまとめた図
発音を声域順にまとめたのが、以下の図となります。地声より高い声を出すには、ミックスボイス、裏声、ホイッスルボイスを使い分けていく必要があります。
ホイッスルボイスが最も高い声域で、次に裏声があります。そして、裏声と地声の間にミックスボイスが存在します。
実際に聞き比べてみましょう。
では、実際にAriana Grande さんの「Emotions」を聞き比べてみましょう!
・まずは地声からです。
0:34~ I feel good. I feel nice. I’ve never felt so Satisfied.
(気分がいいの。楽しい気分なの。だけど、満足した事はないの。)
・次にミックスボイスです。
0:42~ I’m in love. I’m alive. Intoxicated. Flying high
(私は恋してる。活きているの。夢中なの。高く飛んでいるの。)
一部裏声(ファルセット)は入っていますが、これがミドルボイスです!
地声と比べると違いが明確だと思います。高い音域でも、声が裏返る事無く綺麗に歌う事ができます。
・次に、ホイッスルボイスを聞いてみましょう。
1:03~ [Chorus]
これがホイッスルボイスです。ホイッスルのようなハイトーンの声を聞き取る事ができたと思います。
男性のミックスボイス
男性のミックスボイスについても少し紹介します。男性の場合は少し分かりにくいかも、知れませんが、違いはしっかりとわかるはずです。
The WeeKnd – Can’t Feel My Face
0:25~ She told me, “Don’t worry about it”
(彼女は言った「心配しないで」と)
私の大好きな曲の一つなのですが、0:25までは地声で歌っています。サビに入った瞬間に綺麗なミックスボイスを使っています!切り替えがスムーズでとても綺麗な歌声ですね!
まとめ
ArianaさんやThe WeeKndの歌唱力は世界でもトップクラスなので、彼らのように綺麗に歌う事は難しいですが、ミックスボイスやホイッスルボイスは練習する事で習得する事が可能です。次回は習得するための練習方法を紹介したいと思います。