名古屋から日帰り!映画「君の名は」で話題になった組紐を作りに行ってきました。
先日、映画「君の名は」で有名になった”組紐”を三重県の伊賀市にある廣澤徳三郎工房さんで作ってきました。今回はその様子をご紹介していきます!
組紐とは?
映画「君の名は」で三葉ちゃんが髪の毛を束ねていた”あれ”です。物語の中で大きなカギを握っていましたね!
映画では岐阜県が舞台になっていましたが、組紐は三重県で盛んに作られているそうです。
組み紐(くみひも)とは、日本伝統の工芸品で、細い絹糸や綿糸を編んで織り上げた紐。「角打ち紐」とリボン状に平たい「平打紐」と、丸い「丸打紐」の3種類に大きく分けられる。
日本には仏教の伝来により、仏具、経典、巻物の付属品の飾り紐として渡来した。奈良時代には細い色糸による組み帯などの男女の礼服として普及、鎌倉時代には武具の一部、安土桃山時代には茶道具の飾り紐として使われた。この時代には、豊臣秀吉が美術工芸を奨励したことから組み紐を職業とする者が現れた。現在でも伊賀などでは伝統的に、組み紐業が盛んである。
江戸時代のはじめには組み紐製造の内規台が作られ、より美しい色彩や模様も考案された。男性中心の武家社会に浸透した「真田紐」や「三分紐」は武具や刀剣の飾り等に盛んに用いられ、武士達の美的センスと伊達男ぶりを示すアイテムのひとつとされた。江戸末期の文化年間には女性の装いの帯締めとしての用途にも使われるようになった。これらの組み紐は熟練の職人による一点ものの手工芸品だったが、1882年、ドイツのバーメンから、工業用の組み紐製造機が輸入され、組み紐業が産業として成立するようになった。明治の廃刀令以降、刀剣の飾りとしての需要はなくなったが、帯締めの用途を中心に和服の装身具として定着した。
今回お伺いしたお店は三重県伊賀市にある廣澤徳三郎工房さんです。組紐体験をするには、事前に電話予約が必要なので注意してください。今回は私たちが体験してきた模様をレポートして行きます。
廣澤徳三郎工房
組紐体験:一回1000円~
備考:電話予約要
アクセス
伊賀鉄道「西大手駅」から徒歩10分程
駐車場あり(3台)
組紐を作りに行ってきた様子をご紹介していきます。
組紐を作ってみた模様をレポートします。
名古屋から車で片道2時間程で廣澤徳三郎工房さんへ到着しました。とても風情のある建物です。中に入るとお客さんが2組おられました。
どうやら関西や関東から来ているようです。映画「君の名は」がヒットしてから全国から組紐を作りに来る方が増えてそうです。
廣澤徳三郎工房さんでは組紐作りが1000円というとてもリーズナブルな値段で体験できるため、連日人気で予約必須となっています。行かれる際は忘れずに予約をしましょう。
では実際に組費を作ってみる
まず、好きな色の糸を選択して専用の組紐を作る台にセットします(左図)。そして、台からぶら下がっていて糸が巻いてあるもの?(すいません、名前が分かりません)を二つを手に持ち(隣同士ではなく、対照のものを掴む)180度回して行きます。
基本的にはこの作業をずっと続けていきます。何回も行っていると自分がどこまで回したのか分からなくなって来るので、焦らずゆっくるやる事をお勧めします。
30分くらい作業を行った所で、組紐は完成!最後はお店の人に、「手に巻くタイプ」か「キーホルダータイプ」かを聞かれ、選んだ方の仕上げをして貰えます(ちなみに私達はキーホルダータイプにしました。)。
今回体験してみて、子供から大人まで、組紐体験は幅広い年代の方で楽しめると感じました。お子さんがおられる方などオススメですよ!是非行ってみてはいかがでしょうか。
図. 体験で作成した組紐
余談ですが、伊賀は忍者の街として栄えていて、至所で忍者を見る事ができました(本物ですよ!!嘘)
忍者博物館なども近くにあるので、時間がある方は行ってみるといいと思います。ちなみに、名古屋から三重へいく途中の道の駅(伊賀市)では、ちょっと変わったレストランやお土産売り場があり、とても賑わっていました。休憩がてら行っても良いですね!
図. 赤い建物が目印の伊賀市の道の駅。
図. 忍者飯?!大盛りがデフォルトのレストランが道の駅にありました。
図. ジンジャエールならぬ忍ジャエール。