東南アジアでバイクタクシーに乗る際に気を付けておくべき点を大型ライダーがご紹介します。
ベトナムやタイなどの東南アジアに行くと、バイクがたくさん走っています。
バイクは狭い道などでも移動できるので、東南アジアでは多くの人がバイクで所有し、生活しています。
バイクタクシーとは?
東南アジアではバイクタクシーというものがあり、バイクの後ろにタンデム(2人乗り)をして、目的地まで送ってくれるサービスがあります。
普通の車のタクシーに比べると、バイクタクシーは半額ぐらいの料金で乗れるので、お金を節約することができます。さらに、東南アジアでは渋滞がすごいので、バイクタクシーの方が早く到着することができる等のメリットがあります。
しかしながら、バイクタクシーは危険なこともあるので、注意しないといけないことがいくつかあります。今回は東南アジアでバイクタクシーに乗る際に気を付けるべきことをご紹介していきます。
東南アジアでバイクタクシーに乗る際に気を付けておくべき点をライダーがご紹介します。
バイクタクシーのメリットを冒頭で少しご紹介してきましたが、やはりあまりバイクに乗ったことが無い方や、女性の方にはバイクタクシーはお勧めしません。バイクタクシーには危険が多くあるので、慣れていないと危ないことが多いです。
それでも乗ってみたいという人に、バイクタクシーに乗る際に気を付けるべき事をご紹介していきたいと思います。
バイクタクシーに乗る前に
ヘルメットは絶対に被ること
東南アジアではヘルメットを被らない人を結構見かけますが、ヘルメットは絶対に被るようにしましょう。
何かあった時にヘルメットがあるかないかでも重症度がまったく違います。基本バイクタクシーに乗る際はドライバーが二つヘルメットを持っているはずなので、しっかりと受け取るようにしましょう。
長袖、長ズボンを着用する
東南アジアは暑いの抵抗感はあるかと思いますが、可能であれば長袖、長ズボンは着用したいです。
半袖等で乗っていると、少し転倒しただけでも、すぐ擦り傷ができ血がドバドバ・・・なんてことが簡単に起こります。
特にあまりバイク経験がない場合は、長袖、長ズボンを着用したいです。
体調がすぐれない時や、飲んだ後は乗らないこと
バイクでタンデムをする際は結構力や集中力が必要となってきます。タクシーだからといって体調が優れない時に乗るのはとても危険なので避けるようにしましょう。
バイクタクシーへの乗り方
次に、バイクタクシーへの乗り方(二人乗り)をご紹介していきたいと思います。あまりバイクのタンデムをしたことがない人は多いと思いますが、どのバイクでも基本2人乗りが可能となっています。
乗るときは後ろの足掛けに足を掛ける
どんなバイクにも基本、後ろに乗る人専用の足掛けが付いています。タンデムする人はまずは足を足掛けに掛けて跨ります。
また乗る順番はドライバーが乗った後に、後ろの人が乗るのをお勧めします。後ろの人が先に乗ると重心がずれて、倒れやすくなります。
ニーグリップを意識する
バイクの免許を持っていないと聞きなれない言葉かと思いますが、バイクの安定性はニーグリップから来ます。
ニーグリップをしっかり意識することで重心がぶれずに安定した走行をすることができます。
ドライバーだけでなく、後ろのタンデムする人もニーグリップを強く意識して乗ることにより、安全に走行することができるようになります。
このニーグリップが走行中には一番重要で、足がバタバタしているとバイクの重心がぶれてしまい、転倒しやすくなります。また、乗っている側も不安定すぎて、かなり怖い思いを強いられます。
お勧めの手の位置はグリップバーとドライバーの肩
ここまでで、足の位置や使い方はわかったと思いますので、次は手の位置をご紹介します。
手の位置についてですが、お勧めは片手はバイクの後ろのグリップバー、片手はドライバーの方を持つのが良いかと思います。
グリップバーとはバイクの後ろに基本どのバイクにもついているバーで、片手でグリップバーを握ると安定感が増します。両手でグリップバーを持って、ニーグリップをしっかりしていても安定はしますが、初心者の方はニーグリップがあまりできないことが多く、後ろだけ握っていると、急発進した際に地面に落ちてしまう可能性があるので、片方の手はドライバーの肩を握ることをお勧めします。
相当なバランス感覚がないとバイクから落ちてしまう恐れがあります。
体は真っすぐの態勢を保つ
バイクが曲がる際は人が体重を右や左に傾けることで曲がるのですが、体を傾けるのはドライバーだけにしてください。
後ろに乗っている人はドライバーが体を傾けても、真っすぐを保つようにします。2人とも体を傾けてしまうと、バイクの重心が傾きすぎてしまい、転倒してしまいます。
前方をしっかり見て道路の状況を把握する
後ろの人も前方の道路をしっかりと見て、道路に凸凹がないか等をしっかりと把握しましょう。
道路に凸凹等がある際は、後ろの人にも衝撃を来るので、ニーグリップや手の力を強くし、衝撃に備えるようにします。
まとめ
バイクタクシーに乗る際は、きちんと体調を整えて、あまり露出がすくない恰好で乗るようにします。そして、走行中はニーグリップと手でしっかりと安定した構えを作るようにしてください。
バイクタクシーは慣れてくると安くて早い便利な乗り物になるので、是非準備をしっかりした上で乗ってみてください。