美味しいベトナムコーヒー(カフェデン・カフェスア)の作り方をご紹介します。
皆様、ベトナムコーヒーをご存じでしょうか?ベトナムはフランスの植民地であった事もあり、フランス文化の影響を多く受けています。
19世紀の終わり頃にフランス人がコーヒー豆をベトナムに持って来た事がきっかけで、ベトナムではコーヒーがたくさん飲まれています。
実はブラジルに次いで世界でのコーヒー豆の生産量が多い国はベトナムなんです!最近では、日本でも有名になってきており、ベトナムコーヒーが飲めるお店を見かけるようになってきました。
ベトナムのコーヒーとは?
ベトナムコーヒーでは「アラビカ種の豆」ではなく「ロブスタ種の豆」を用いてコーヒーを入れます。
そして、ミルクではなくコンデンスミルクを用いてコーヒーを作るのがベトナム流のコーヒーです。
ベトナムのコーヒーはとても濃く、そして甘いのが特徴です。
また、コーヒーにはカフェモカやカプチーノのような様々な種類があるように、ベトナムコーヒーにも様々なベトナムコーヒーの作り方があります。
今日はベトナムコーヒーの入れ方と、ベトナムで人気で一般的に飲まれている代表的な三つのベトナムコーヒーの作り方を紹介していきます。
ベトナムコーヒーを作るための準備
それでは、早速ベトナムコーヒーを作るために必要なものや、作り方を紹介していきます。
ベトナムコーヒーに必要なもの
ベトナムコーヒーを作る上で必要なものを、以下にご紹介します。
・ベトナムコーヒー用コーヒー豆
・ベトナム式のコーヒーフィルター
・グラス
・砂糖(お好みで)
・コンデンスミルク(お好みで)
・氷(アイスにしたい場合)
専用のコーヒー豆や専用フィルターはどこで購入できる?
近くにベトナムの食品などを売っている商店があれば、購入できるかもしれませんが、普通に購入するのは難しいです。
オンラインショップを使って簡単に購入できるので、買ってください。ちなみに、オンラインショップを使えば、専用フィルターは1000円程度で購入できます(アマゾン等にて)。
ベトナムでのコーヒーを作る時に使うフィルターには注意を!
ベトナムコーヒーに使うための豆は、バターやバニラなどと一緒に焼かれている場合が多いです。
そのため、普通の紙フィルター(ベトナムコーヒー用ではない)を使うと、豆に付いているバターやバニラなどがろ過しない事があります。
ベトナムコーヒー専用のフィルターを使う事をオススメします。
ベトナムコーヒーの作り方
それでは早速ベトナムコーヒーを作ってみましょう。
専用のフィルターを使ってコーヒーを入れる
下の図が一般的な専用フィルターの構成で、フィルターとふた、中ふたで構成されています。
準備したフィルターとグラスをセット
まずは、準備したフィルターにグラスをセットします(下図)。ベトナムではマグカップなどではなく、コーヒーを入れる際は必ずグラスを使います。
コーヒー粉(小さじ2)をフィルターに入れ、中ふたで押さえる
次に、購入したベトナムコーヒの粉を小さじ2杯すくい、フィルターの中に入れます。そして、中フタを上から入れ、しっかりと抑えるようにします。
フィルターにお湯を入れ、待つ
次に、フィルターに5−7cmぐらいお湯を入れます。そして、全てのお湯がグラスの下にろ過するまでひたすら待ちます。
再びお湯をフィルターに入れ、ろ過する
一回目に入れたお湯がすべてろ過されたら、再びお湯をフィルターに入れます。2回目は満タンまでいれ、再びろ過されるのを待ちます。
もう一度繰り返す
最後に、またお湯を満タンまでいれて、再びろ過されたらベトナムコーヒーの完成です。
ここから、砂糖やコンデンスミルクをお好みで加えていきます。
人気のベトナムコーヒーの作り方を解説
ベトナムではカフェデン、カフェスア、カフェサイゴンという飲み方がよくされます。
カフェデン(Black coffee)は甘さ控えめの濃いコーヒーです。カフェスア(White coffee)はコンデンスミルクを加えた甘いコーヒーです。
カフェサイゴン(CAFÉ SAIGON)はあまさ控えめな薄いコーヒーです。
・カフェデン(Black coffee)甘さ控えめの濃いブラックコーヒー
・カフェスア(White coffee)コンデンスミルク(練乳)を加えた甘いコーヒー
・カフェサイゴン(CAFÉ SAIGON)アメリカンコーヒーのような薄いコーヒー
それぞれのコーヒーの作り方を紹介します。是非、好みに合わせて作ってみてください!
- カフェデン(Black coffee)
ベトナムコーヒーを入れた後、砂糖(小さじ1)を入れ、かき混ぜるとカフェデンが出来ます。さらに、お好みで氷を足します。ベトナムでは、暑い日々が長く続いているため、カフェデンに氷を入れて飲む事が多いです。
- カフェスア(White coffee)
カフェスアには、コンデンスミルクが使われ、カフェデンの様にホットとアイスで飲まれています。
ベトナムコーヒーを入れた後、コンデンサミルク(35ml)を入れかき混ぜます。ホットでも氷を入れてアイスにしてもおいしいですよ!
アイスとコンデンサミルクを多めに(60ml)くらい入れるのはホーチミン流で、「バッシュー」(BAC XIU)と呼ばれています。
- カフェサイゴン (CAFÉ SAIGON)
上記の方法でコーヒーを入れた後、さらにフィルターでお湯を2回ほど繰り返しろ過させます。次に、冷蔵庫に入れるかそのまま時間をかけて冷やします。そして、冷やしたコーヒーに砂糖(小さじ3)を入れ、かき混ぜます。さらに、氷を細かくし、コーヒーに入れるとカフェサイゴンの出来上がりです。
まとめ
ベトナムコーヒーの作り方はいかがでしたでしょうか?日本のコーヒーとは味や香りが違うので、是非作って飲んでみてください!
フォーやバインミーともとても合うので一緒に食べるのもお勧めですよ!