映画や音楽を使った語学学習する際に気を付ける点をご紹介します。
みなさん、こんにちは!
英語などの語学を勉強する際には、映画や音楽などを見たり、聞いたりしている方が多いのでは?と思います。私もその一人です。映画や音楽などのメディアを利用するのは語学学習する際にとても役立ちます(これは本当です)。
しかし、いくつかの点に気を付けないと、とんでもなく間違った語学を習得してしまう恐れがあります。今回はそんな映画や音楽を使った語学学習する際に気を付ける点をご紹介していきたいと思います。
映画や音楽を使った語学学習する際に気を付ける点をご紹介します。
外国映画を日本語字幕で見ている方は注意
例えば、アメリカの映画を日本語字幕で見ていると、多少意味がかみ砕かれて訳してある場合が多く見られます。そのため、そのままの意味だと思って理解してしまうと、意味にズレが生じ、時には大きな問題となってしまいます。
日本語字幕では、フレーズの時間等が限られているため、恣意的に意訳する必要があります。
原語 “You are not yourself.”
フロドを襲う仲間のボロミアは指輪の魔力で我を失っている。『ロード~』劇場版には他にも大量の誤訳珍訳が指摘され、ビデオ・DVDでは監修が入って訂正された (参照 誤訳女王!字幕翻訳家、戸田奈津子誤訳への怒りの数々!)
ディズニーに多い、日本語意訳
また、逆のパターンもあり、日本では冗長して書かれる例も多くあります。例えば、「アナと雪の女王」英語では、「FROZEN」(凍っている)、崖の上のラプンツェルは「Tangled 」((髪が)もつれている)などがあります。日本語の訳からは想像もできないタイトルが付いていますよね。英語ではあまり長いタイトルは日本に比べて少ないように思います。
このように映画や音楽などで、日本語訳が英語の表していると同じだと考えてしまうと間違った英語を覚えてしまう事に繋がってしまします。
古い映画や音楽を見たり、聞いたりしている方も注意
古い映画や音楽を聞いたりしながら、語学を学ぶときは注意が必要です。「語学は生き物」と言われるように、日々変化しています。昔の言葉を今の言葉と思って使っていると、全く通じなかったり、誤解を招くことがあります。
ヤクザ映画での一コマ
「おひけえなすって!!」の英字幕が「How do you do?」(元気はいいが?)
「ワレ、なんぼのもんじゃい」の英字幕が「How much?」(いくらですか?)
になっている様です。
コメディドラマや映画も注意したい
コメディドラマや映画を見て、英語を勉強する際にも注意が必要です。コメディは面白く私もよく見るのですが、ジョークが学習者にとって分からないと、語学の誤解を招いてしまいます。普通の英語を使っているのか、ジョークで言っているのかを語学の初心者で判断するのはとても難しい場合が多いです。
想像できると思いますが、外国人が日本語を学ぶ際に、お笑いばっか見て勉強していたらどうなるでしょうか?きっと、「なんでやねん」が標準語だと認識してしまうはずです。
コメディでの日本語字幕等は普通の映画やドラマに比べ、かなり意訳してあるケースが多いです。本来ならばその国のバックグラウンドを知っている上でジョークを言っているのに対して、日本語訳では、海外の国のバックグラウンドを知らなくても楽しめるように作られています。そのため、直訳からはかなり離れたものになることが多いです。
SFドラマや映画、アニメにも気を付けたい
SFドラマや映画、アニメの映画を見て、英語を学習しようとしている人も気を付けたいことがあります。日本でもそうですが、モンスター系のキャラクターはかなり独特の話し方をする時があります。
ユニークな英語を使うヨーダ
Powerful you have become, the dark side I sense in you – yoda
このように倒置法のように英語を使うヨーダ。キャラクターが出ていて良いのですが、普段もの真似等以外で使う場合は控えた方が良さそうです。
まとめ
語学を学ぶ際に、映画や音楽を見たり、聞いたりすることは語学力を上げるのにとても役立つモノとなります。しかし、あくまでもエンターテイメントとして作られたものであり、普段使わないような言い回しなどが多く含んでいます。また、日本語訳にはかなりかみ砕いて意訳してある場合もあります。
その言葉が本来どのような意味なのか、しっかり先生やグーグル等で調べてから覚えて行くのが、よいと思います。